自由な空間を使いこなす
今週のお題「わたしの部屋」
コロナウイルスの感染拡大に伴い、国から緊急事態宣言、都道府県から休業・外出自粛要請が出されました。それに伴い、多くの企業や店舗が休業を余儀なくされ、個人ではテレワーク(在宅勤務)/リモートワークが増えています。
在宅勤務によって、今まで以上に、自宅で過ごす時間が増えています。朝から夕方まで自宅にいるという状況は、「自宅=自分の部屋」について改めて考える良い機会です。
今回は、「現代における自分の部屋をどう捉えるか?」について記載します。
自由な空間とは
「自分の部屋」というと、基本的に「自宅」や「自分が住んでいる部屋」を思い描きますが、これは単なる名詞を読み替えているだけです。一方、「自分の部屋」の役割を考えれると「自分の部屋=自分が思うがままにできる空間」とも言うことができます。
つまり、「自分の部屋=自分が自由にできる空間」です。
実は、現代人は多くの「自分が自由できる空間」を持つことができます。
「自宅しかないぞ!」と言われるかもしれませんが、そうとも限りません。なぜなら、次に挙げるものも「自由にできる空間」と考えることができます。
見て頂けると分かりますが、これらは「現実空間」と「仮想空間」の2つに分けられます。加えて、「現実空間」と「仮想空間」には次の様な違いがあります。これらの違いは、良い/悪いではなく、それぞれの特徴と捉えることができます。
これから求められる人材
日本が目指す社会にSociety 5.0という考えがあります。
Society 5.0とは、「仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」です。
Society 5.0によって、「仮想空間と現実空間を融合したイノベーションを通じて、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会」が実現するそうです。
Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
今後は、各人が現実空間や 仮想空間のどちらか一方ではなく、どちらの空間も同じように使うことができるスキルが必要となってきます。
つまり、現実空間と仮想空間の両方を上手に使いこなすことが必要です。
「デジタルな仮想空間は自分からかけ離れた存在である」と捉えたままでは、両方の空間を使いこなすことはできないので、「現実空間と仮想空間は違う」という固定概念を払拭する必要があります。
現実空間や仮想空間を合わせて『自分が自由にできる空間』と捉えてみることが重要です。
今まで、自宅の模様替え、整理整頓、断捨離などの現実空間だけをメインにした行動をしてきた人は、対象に仮想空間を含めることで、両方の空間をうまく使いこなせるようなっていくはずです。
まずは、次の行動をしてみるべきです。
まとめ
仮想空間は、場所に縛られないという特性があり、使い方次第では簡単に世界とつながっていることができます。
コロナウイルスによる外出自粛で、ずっと自宅にいるため、ストレスを感じることも多いです。これを機会に、現実空間と仮想空間を上手に使いこなす意識をもち、世界とのつながりを模索してはいかがでしょうか?