明るい挨拶の提案: 日本語版Hiを創ろう
英語を使う国のうちで、日本にとって1番重要な国はやはりアメリカです。仕事を通じてアメリカ人と接する機会がありますが、日本人とアメリカ人の違いを感じることがあります。それは「挨拶」です。
日本人は挨拶をするときに笑顔や目を見たりする事は基本的にしないです。これは、礼節を重んじる日本文化を背景にしていると思います。一方、アメリカ人は、相手の目を見て笑顔でHi(ハイ)と挨拶をします。「明るい挨拶」だと思います。
「それって重要?」と思うかもしれませんが、挨拶というのはコミニケーションの最初に行われます。そのため、第一印象の決定とその後の人間関係を円滑にするためには重要なツールです。
Hiという言葉は、どんな時に使えるすごく便利な言葉です。一方、日本ではHiのような便利な言葉が存在しないです。「こんにちは」や「どうも」と言った言葉が日本にもありますが、英語のHiとはちょっと違います。「こんにちは」や「どうも」はどうしても他人行儀ですが、Hiは親密性や親近感を適度に含んでおり、様々なシチュエーションで使え、その後のコミュニケーションがスムーズにできる利点を持っています。
HiはHelloよりもカジュアルな表現になります。しかしビジネスの場面で使用してもオッケーです。少し話は逸れますが、アメリカではビジネスの場面でも日本と比べると結構カジュアルなんですよね。日本で顧客に会うときは、かなり硬い感じのケースが多いですが、アメリカでは割とフランクです。もちろん失礼(rude)な態度はとってはいけないですが、僕自身はビジネスでもアメリカ人と会話するのは楽しく感じますね。Hiはカジュアルでもビジネスでも使用できる万能な挨拶の単語です!
日本では、よく知らない人・初めて会う人に話しかける時に、最初の一言に適したワードが無いということです。一方、アメリカではHiという便利なワードがあり、初対面からコミュニケーションのハードルが低くできます。実際には、Hiという挨拶と一緒に、「笑顔」や「目を見て話す」など視覚効果を使うことで、さらにコミュニケーションのハードルを下げていますが、やはり、最初の一言が重要だと思います。
昨今、日本では人間関係に悩むことが多いですが、もしHiのような便利なワードがあれば、コミュニケーションのハードルが下がり、人間構築がしやすくできるのでは?と考えています。
言葉と文化は密接な関係であるため、新しい言葉を創り・定着させるのは簡単なことではありませんが、SNSやインターネットが発達した現代では、新しい言葉の定着させるのは昔よりも容易なっています。例えば、インフルエンサー100人くらいが、Youtube, Instagram, Twitter、Facebookなどで2,3カ月発信すれば、定着させることもできる可能性が高いですよね。
日本での「挨拶」というコミュニケーションの基本に変革するために、英語のHiに対応する「新しい日本語ワード」を作ってみるのというのはどうでしょうか。
今回は「明るい挨拶」の提案をさせて頂きました。